山口におけるインディーズ・ムービーの歴史
※この場合の「山口」は、山口市を中心にその近郊です。
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2002年

2002年の川手作品は、「ゆかいな仲間」のような座敷わらしが再び登場する「瞳を閉じて」!

湖畔を舞台に、幼い頃母親に捨てられたと思っている主人公が、精霊たちの助けをかり、母への愛情を取り戻すまでのお話。-親子の愛- という、1作目から一貫したテーマですが、「これが私の世界!」と、ここは開き直りましょう(監督談)。

2003年

「黄昏」
2003年の川手監督作品は、「おじいちゃんの逝った夏」や「瞳を閉じて」などの流れをくむ、家族愛をテーマにした「黄昏」をリリース。
それぞれの過去を引きずった5人が、偶然にも湖畔に集まり、トンネルを越えるとそこは…という設定。
今回は過去を語る5人の内ひとりにヤクザがいるという設定になっており、回想の銃撃シーンにはYVECが全面協力。悪役にも山口を代表する劇団「劇団!ラリパッパーダンサーズ」より内山就隆を迎え、弾着による壮絶シーンを再現!
崖崩れにより、現場に近寄れなくなったため、一部台本の変更を余儀なくされたり、ロケ地がなかなか決まらなかったりと難産ではあったが、この年の暮にやっと完成にこぎつけた。
今回は子役も重要な役どころだが、その名演も見所のひとつであり、ステディカムを使った滑らかな移動撮影も効果をあげている。
暗い重苦しい物語ではあるが、ラストは感動的な後味の良い作品に仕上がっている。
■YVEC会員習作■「金魚の秘密」
世界征服を企む首領とコスラーはまず手始めに銃を入手。
試し撃ちを試みるがそこに金魚登場ぉ〜!
金魚は結構良いやつさ…
金魚から無敵金魚に変身するシーン初公開!!
■YVEC会員習作■「暗黒団は突然に」
暗黒団結成に至る首領とコスラーの出会い・・・
2人の間に一体何があったのか?!
いつもと違う2人の表情、必見です!(笑)

2004年

1992年に制作された川手監督再大規模の3時間の長編「青幻宮」はその後、2時間の短縮版等も発表されてきたが、カットされた各エピソードの復活を望む声に応えて、制作から12年目にして再度編集。画像・音声共に更に手を加えてこれぞ決定版と言える2時間40分のファイナルバージョンをリリース!
   


「赤い扉」以降、実に10年ぶりとなる長編大作「あの頃…」( 1 時間47分)を完成させた。

  今は都会で暮らす中年のオヤジが衝動的に生まれ故郷に旅をするが、その地で30年も前に別れ別れになった友との謎が解ける…。というストーリー。回想シーンが 1969 年? 1972 年ということもあり、当時のレトログッズが多数登場したり、(アポロ11号の月面着陸)や(ビートルズの解散)、といった当時のトピックおよび、当時のテレビや映画の話題などもストーリーにからみながら昭和という時代に青春時代を過ごした世代には思わず懐かしくて胸熱くなる作品を目指している。そして、驚きのラストは…それは観てのお楽しみ。

  昔の幼馴染みが特殊な能力(予知能力)を持っていたり…と、ミステリアスな展開は、以前の川手作品を継承しており(「青幻宮」の時ように、今回は実在した予知能力者の事を充分研究した上で台本を仕上げている)、オレンジを基調としたレトロな色彩は、今までの作品以上に鮮やかである。

  また、今回はプログレッシブのシネサイズでの撮影という、今までとは違いより映画的な作品に仕上がっている。しかし、何と言っても今回の最大の特徴は、島根県益田市の大浜漁港という絶景のロケーションにある。日本人のもつ共通の古里の風景がそこにはあり、観る者のそれぞれの「あの頃…」を触発し、誰もがそれぞれ自分自信の昔を、懐かしく感じる事ができるはずである。

  3人の若者の、とってもレトロでとっても切ない物語…。川手監督自身にとっても「今まで作った中で最も好きな作品」となった。

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